園長のつぶやき
「赤ちゃんの肌」
園長 西川昌宏
赤ちゃんの肌は、つきたてのおもちのようだといわれます。しっとりとしていて、弾力があり、触れると気持ちがよいものです。赤ちゃんのほうも、触れられると嬉しいのです。これが、いわゆるスキンシップです。触れ合うということは、最も緊密な関心の表し方ともいえます。まだ言葉はわかりませんが、言葉をかけながら触れることは、安心を与えるとともに、最高の愛情として受け止められるのです。ひんぱんにそうしてあげましょう。 赤ちゃんを入れるお風呂の温度は羊水の温度である37度くらいが最適で肌を守るためには、洗剤やタオル・ガーゼも使わずに手とお湯で洗う事が最も良い洗い方だそうです。日本人はきれい好きですからついていねいに洗ってしまいます。人の肌には、もともとそれを保護するために脂肪分やある種のバクテリヤが存在してガードしてくれているので、手や膚を洗剤で洗いすぎると、それらの備えをはぎとってしまうことになるのだそうです。このことは赤ちゃんだけではなく、大人にもいえることです。 きれい好きも程度を越すと、体のためにならないことが生じてくるわけです。雑菌まで排除するような環境に居ると、ばい菌に対する抵抗力が弱くなります。東南アジアの人々は、O・157などには感染しないそうです。アレルギーなども、そのように除菌された環境での生活が原因となっていることも多いようです。高度な文明化社会にどっぷりつかってしまった現代人は多くの文明病ともいうべき身体上の問題を自ずから生じさせているのです。もともと自然の中に生まれ育ってきた人類です、時には子どもたちに自然の森や、野山の中で、土や草や樹木や虫などに十分触れる機会を持たせてあげたいものです。そのことによって、抵抗力のあるたくましい生きる力が身につくのではないでしょうか。そして、毎日食べている食品も様々な添加物や農薬などに汚染されています。それらのことにも感心や注意をはらいましょう。そして、子どものいる部屋で喫煙し、タバコの煙など吸わせないようにしましょう。これらは、子どもの健康に大きな害となります。喘息や生活習慣病・肌荒れの原因になります。洗剤も使わなければなりませんが、質を十分に吟味するようにしましょう。
みずみずしい赤ちゃんの肌が、いつまでもそのままであることは無理とはいえ、かさかさにならないように、健康を保ち続けるために、気配りをして、子どもをまもっていきましょう。