園長のつぶやき
「勲章をいただいて」
園長 西川昌宏
はからずも、この春の叙勲で瑞宝双光章(ずいほうそうこうしょう)という勲章をいただきました。長い間、子どもたちのために頑張ってきたことに対するご褒美かなと思います。大勢の子どもたちやご支援してくださった皆さま方のお陰と感謝しています。
5月2日に都庁で石原知事から勲章と賞状を手渡され、13日には、皇居に招かれ拝謁の機会にも恵まれました。その折、天皇陛下より「お元気ですか」とのお言葉をいただき、「元気で、子どもたちのために一生懸命尽くしています」と応えることもできました。これも予期していなかったことでした。勲章をつけた正装で子どもたちと写真を撮り、記念に差し上げますので待っていてください。
わかくさでは『わかくさの保育は人的・物的環境を利用し、子どもの潜在的能力を自ら発揮できるよう、ひとりひとりに合わせて援助する。』を基本理念としています。これはまさしく、国の定める「保育所保育指針」の主旨である「一人一人を大切にする」という保育に一致したものだと自負しています。理念の実現のために、たてわりクラスの環境で「自主的個別保育」という独自の方法で保育を行なっています。この保育での保育士の役割は、環境を整えその子なりのバランスのよい発達を助けることです。子どもは整えられた人的・物的環境の中で自ら進んでかかわり、社会性や生活力を身につけていきます。このように、自立した思いやりのある子に育ってくれることは、すべての親の願いだと思います。親と同じ心で協働責任者として子育てするのが園の方針です。親御さんもそのことを理解してお預けいただいていると思っています。しかし、私たちも不完全な人間ですから時には足りないことや間違うこともあるでしょう、これからも気づいたときには遠慮なく注意してください。
昨年度、皆さんにもアンケートにご協力をいただいた第三者評価の結果がようやく公表されました。とうきょう福祉ナビゲーション、略して「福祉ナビ」で検索してみてください。
常に移り変わる人間社会のなかでは、これで完全といえるような保育はないでしょう。これからも、より良い保育を目指して努力していきます。この勲章にはそのような励ましの意味もあるのだと考えています。そしてどんな困難も乗り越えられる人になる基礎作りの援助ができればと願っています。